窓断熱

窓交換の補助金はいくらもらえる?条件・申請方法もわかりやすく解説

窓交換の補助金を計算する、新しい窓と電卓・硬貨のイラスト


古い窓を断熱性の高い窓に交換したいけれど、補助金でいくら戻ってくるのかがわからないと、予算を決めにくいものです。見積もりを取る前に、おおよその金額を知っておきたい方も多いでしょう。

窓交換の補助金は、国の「先進的窓リノベ2026事業」で、窓1か所あたり29,000円〜302,000円です。金額は工法、建物の種類、窓の性能と大きさの組み合わせで決まり、1戸あたり100万円が上限です。東京都では、都の助成を上乗せできます。

この記事では、窓交換の補助金がいくらもらえるかを工法・建物別の表と計算例で示し、条件と申請方法もあわせて解説します。金額は、2026年10月28日に公式サイトで確認したものです。

窓交換の補助金はいくら?工法と建物で金額が変わる

戸建住宅・カバー工法・性能区分Sの窓交換の補助額と、4階建て以上の集合住宅・性能区分Sの補助額をサイズ別に並べた表
同じ性能区分でも、工法と建物の種類で補助額が変わります。

窓交換の補助額は、補助対象の開口部1か所ごとの定額です。工事費の何割という決め方ではなく、工法、建物の種類、性能区分、窓の大きさの4つで決まります。まずは、戸建住宅と3階建て以下の集合住宅の金額を確認しましょう。

戸建住宅・低層集合住宅(3階建て以下)の窓交換の補助額(1か所あたり)
工法・性能区分 特大 大 中 小
カバー工法 P 239,000円 188,000円 138,000円 89,000円
カバー工法 S 156,000円 124,000円 92,000円 60,000円
カバー工法 A 116,000円 88,000円 66,000円 41,000円
はつり工法 P 194,000円 149,000円 110,000円 69,000円
はつり工法 S 117,000円 92,000円 68,000円 44,000円
はつり工法 A 86,000円 63,000円 48,000円 29,000円

4階建て以上のマンションは補助額が高い

4階建て以上の中高層集合住宅では、カバー工法とはつり工法のどちらも同じ金額で、戸建住宅より高く設定されています。たとえば性能区分Sの中サイズは104,000円、大サイズは153,000円です。

中高層集合住宅(4階建て以上)の窓交換の補助額(1か所あたり)
性能区分 特大 大 中 小
P 302,000円 229,000円 156,000円 92,000円
S 202,000円 153,000円 104,000円 62,000円
A 174,000円 133,000円 92,000円 54,000円

ただし、マンションの窓は多くの場合、共用部分です。個人で交換するには管理組合の承認が必要なので、まず管理規約を確認してください。

性能区分とサイズは性能証明書で決まる

性能区分(グレード)は、窓の断熱性能を示す熱貫流率で決まり、P、S、Aの順に高性能です。サイズは窓の面積で区分されます。特大は4.0㎡以上、大は2.8㎡以上4.0㎡未満、中は1.6㎡以上2.8㎡未満、小は0.2㎡以上1.6㎡未満です。性能区分もサイズ区分も、製品ごとにメーカーが発行する性能証明書で確認します。

掃き出し窓や腰高窓といった窓の種類だけでは、サイズ区分は決まりません。正確な区分は、現地で採寸して製品を決め、性能証明書が出てからわかります。

制度情報:先進的窓リノベ2026事業「外窓交換(カバー工法)」、同「外窓交換(はつり工法)」(2026年10月28日確認)

戸建住宅の窓交換で補助金はいくら?計算例

窓6か所(大1・中3・小2)をカバー工法で交換した場合の性能区分別の補助額合計と、小窓1か所で5万円に届くかを比べた表
性能区分PとAでは、同じ6か所でも補助額に41万円以上の差が出ます。

戸建住宅で、掃き出し窓1か所、腰高窓3か所、小窓2か所の合計6か所をカバー工法で交換する場合を例に計算します。性能区分ごとの補助額の合計は、次のとおりです。

計算例:戸建住宅・カバー工法・窓6か所(大1・中3・小2)
性能区分 計算 補助額の合計
P 188,000円+138,000円×3+89,000円×2 780,000円
S 124,000円+92,000円×3+60,000円×2 520,000円
A 88,000円+66,000円×3+41,000円×2 368,000円

同じ6か所でも、性能区分PとAでは補助額に41万円以上の差があります。製品の価格や工事費も性能によって変わるため、見積もりから補助金を差し引いた自己負担で比べるのがおすすめです。

上限は1戸あたり100万円

補助額の合計は、1戸あたり100万円が上限です。窓の数が多い家で性能区分Pを選ぶと、上限に届くことがあります。また、工事にかかる費用が補助額より少ない工事は対象になりません。

1か所だけの交換は5万円以上かを確認

1回の申請の補助額は、合計5万円以上が条件です。カバー工法・性能区分Sの小窓1か所は60,000円で届きます。一方、性能区分Aの小窓(41,000円)や、はつり工法・性能区分Sの小窓(44,000円)は1か所では届きません。ほかの窓と合わせて申請できるかを、見積もりの段階で確かめましょう。

東京都・埼玉県の窓交換の補助金も確認する

東京都の外窓交換の助成単価(性能区分S)と、埼玉県の窓断熱の補助金が7月29日に受付を終えたことを示す図
東京都は国と併用でき、埼玉県は市町村の制度を確認します。

国の補助金に加えて、自治体の補助金を使えると負担をさらに抑えられます。東京都には国と併用できる制度があり、埼玉県の窓の補助金は2026年度の受付をすでに終えています。

東京都は窓交換1か所37,000円から助成

東京都の外窓交換の助成単価(2026年度・1か所あたり)
性能区分 特大 大 中 小
P 277,000円 220,000円 163,000円 109,000円
S 187,000円 149,000円 110,000円 74,000円
A 147,000円 117,000円 87,000円 58,000円
B 98,000円 78,000円 57,000円 37,000円

東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」は、都内の既存住宅が対象です。性能区分Bは都の制度だけの区分で、国の窓リノベの対象はP・S・Aです。上限は1住戸あたり200万円で、防犯性能のある窓として登録された製品では300万円になります。

国と都のそれぞれの条件を満たせば、併用できます。併用する場合、国と都の合計は、税抜の工事費(材料費と工事費)を超えない範囲で交付されます。また、東京都の制度は契約の前に事前申込が必要です。順番を間違えると対象外になるため、詳しくはクール・ネット東京の助成金の記事で確認してください。

埼玉県の窓の補助金は受付を終了

埼玉県の「埼玉県窓断熱リフォーム支援事業」は、国の補助金に県が上乗せする制度でした。2026年度は予算の上限に達し、7月29日に申請の受付を終えています。埼玉県にお住まいの方は、市町村の補助制度があるかを確認してみましょう。

制度情報:クール・ネット東京「令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業」、埼玉県窓断熱リフォーム支援事業(2026年10月28日確認)

窓交換の補助金を受け取るための条件

登録事業者との契約や対象製品など補助を受けるための条件と、窓を広げる工事など対象外になる例の一覧
金額表どおりに受け取るには、工事が条件を満たしている必要があります。

金額表どおりに補助を受けるには、工事が制度の条件を満たしている必要があります。主な条件は次のとおりです。

  • 既存住宅で、登録事業者(窓リノベ事業者)と工事請負契約を結ぶ
  • 事務局に登録された対象製品を使い、性能区分P・S・Aの窓(ガラスとサッシ)に替える
  • 原則として、今の窓と同じ規模・同じ数で、位置を変えずに交換する
  • 1回の申請の補助額が合計5万円以上になる
  • 契約より前に工事を始めない

窓を広げたり数を増やしたりする工事は、原則として対象外です。リフォーム後に断熱等性能等級5を満たす場合などには例外があります。条件の詳細と対象外になる工事の例は、窓サッシ補助金の対象条件を整理した記事で解説しています。

窓交換の補助金の申請方法と期限

交付申請の予約は11月16日、交付申請は12月31日までという期限と予算の消化状況、手続きの順番を示す一覧
どちらの期限も、予算の上限に達するとその時点で受付が終わります。

窓交換の補助金は、工事を行う登録事業者が住む人に代わって申請します。住む人は、契約と共同事業実施規約の締結、必要な書類の用意で手続きに協力します。

  1. 登録事業者に相談し、現地調査と見積もりを受ける
  2. 工事請負契約と共同事業実施規約を結ぶ
  3. 工事前の写真を撮り、窓の交換工事を行う
  4. 工事の完了・引渡しのあと、事業者が交付申請をする
  5. 交付決定後、補助金が工事代金への充当か現金で還元される

交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも12月31日までです。どちらも、予算の上限に達するとその時点で受付が終わります。2026年10月28日時点の申請額は、予算の32%でした。窓交換は製品の納期もかかるため、年内に申請するなら早めの相談が安心です。期限から逆算した進め方は、申請期限と手続きの流れをまとめた記事を参考にしてください。

制度情報:先進的窓リノベ2026事業「申請手続きの詳細」、同「交付申請の予約の受付終了について」(2026年10月28日確認)

よくある質問と相談の準備

窓とサッシの写真、交換したい窓の数、お住まいの地域という相談前の準備を示す図
地域がわかると、上乗せできる自治体の制度も確認できます。

よくある質問

窓交換と内窓では、補助金はどちらが多いですか?

同じ大きさ・同じ性能区分なら、窓交換のほうが補助額は大きくなります。戸建住宅・性能区分Sの中サイズでは、カバー工法の窓交換は92,000円、内窓は34,000円です。ただし製品の価格や工事費も異なるため、見積もりから補助金を差し引いた自己負担で比べてください。

補助金で工事費の何割がまかなえますか?

補助額は窓1か所ごとの定額のため、何割になるかは工事費によって変わります。見積もりでは、補助前の総額と窓ごとの補助額を並べて書いてもらうと、自己負担を計算しやすくなります。

玄関ドアも一緒に交換すると補助金は増えますか?

窓の工事と同じ契約で同時に申請すれば、ドア交換も補助の対象になります。ドアだけの交換は対象外です。

補助金はいつ受け取れますか?

交付決定のあと、事業者への振込は1〜2か月が予定されています。住む人へは、工事代金に充てる方法か現金で受け取る方法で還元されます。

窓の写真と数を伝えてください

窓交換の補助金は、工法と建物、窓の性能と大きさがわかれば、おおよその金額を計算できます。大切なのは、補助額だけでなく工事費との差で、自己負担を比べることです。

マドリモ工房では、東京・埼玉を中心に、窓の交換と補助金の調査・申請まで対応しています。交換したい窓の写真と数、戸建てかマンションかをお知らせください。窓ごとの補助額と自己負担の目安をあわせてお伝えします。

\断熱リフォームならマドリモ工房におまかせ!/
お気軽にご相談ください!


お問い合わせ ›
LINEアイコン
LINEで相談する ›

この記事と関連するブログも見る

こちらの記事もチェック!

他のブログ記事も見る

こちらの記事もよく見ていただいています