夏の西日対策!補助金を使ったLow-Eガラスへの交換費用
夏の西日対策!補助金を使ったLow-Eガラスへの交換費用
「西日が当たる部屋がとにかく暑い」「エアコンをつけても全然涼しくならない」「電気代が毎月跳ね上がっている」、こんなお悩みを抱えていませんか?。
実は、夏の暑さの原因の多くは窓にあります。
特に西側に面した部屋は、午後から強烈な日差しが直接差し込むため、室温が急激に上昇しやすい構造になっています。
この問題を根本から解決する方法として注目されているのが、Low-E(ローイー)ガラスへの交換です。
さらに嬉しいのが、2026年現在、東京都では西日対策のための窓リフォームに使える補助金制度が充実しているという点です。
国の補助金と東京都独自の補助金を上手に活用すれば、リフォーム費用を大幅に抑えられる可能性があります。
この記事では、東京で西日対策としてLow-Eガラスへの交換を検討している方に向けて、補助金の仕組みや費用目安、申請の流れをわかりやすくお伝えします。
西日対策にLow-Eガラスが選ばれる理由
西日対策として窓リフォームを検討するとき、さまざまな選択肢がありますが、中でもLow-Eガラスは「断熱性能」と「遮熱性能」を両立できる点で高く評価されています。
ここでは、Low-Eガラスの特徴と、どんな場面で特に効果を発揮するかをわかりやすく解説します。
Low-Eガラスとは?
Low-Eガラスとは、ガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングしたガラスのことです。
「Low-E」は「Low Emissivity(低放射)」の略で、熱の移動を抑える性質を持ちます。
一般的な単板ガラス(1枚ガラス)と比べると、断熱・遮熱の両面で大きな性能差があります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 遮熱効果:太陽光の熱(日射熱)を反射・吸収し、室内への熱の侵入を抑える
- 断熱効果:冬は室内の暖気を外に逃がさず、冷暖房効率を高める
- 結露の軽減:室内側のガラス表面温度が上がりにくくなるため、結露が発生しにくくなる
- UVカット:紫外線を大幅にカットし、家具や床の日焼けを防ぐ
高遮熱仕様(グリーン)と高断熱仕様(クリア)の違い
Low-Eガラスには大きく分けて2つのタイプがあります。
どちらを選ぶかは、お住まいの向きや使用環境によって異なります。
| 種類 | 主な特徴 | おすすめの場所 |
|---|---|---|
| 高遮熱仕様(グリーン) | 日射熱の侵入を強力に抑える。夏の暑さ対策に特化 | 西向き・南向き・日当たりが強い部屋 |
| 高断熱仕様(クリア) | 冬の暖かさを逃がさない。冬場の省エネ効果が高い | 北向き・東向き・日差しが弱い部屋 |
西日に悩んでいる方には、日射熱の遮断に優れた高遮熱仕様(グリーン)のLow-Eガラスがおすすめです。
マドリモ工房でも、西向きの部屋には高遮熱仕様のLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)を多く提案しており、補助金の対象製品にもなっています。
出典:窓断熱|断熱リフォームならマドリモ工房西日対策として特に効果を感じやすいケース
Low-Eガラスへの交換が特に有効なのは、以下のような状況です。
- 午後になると部屋が急激に暑くなる(西・南西向きの窓)
- エアコンの設定温度を下げても室温が下がりにくい
- 夕方以降も壁や天井に熱がこもる感覚がある
- 西日が直接当たる部屋で過ごす時間が長い
こうした状況に心当たりがある方は、窓からの熱の侵入が生活の快適性に大きく影響している可能性があります。
窓の断熱・遮熱性能を上げることで、エアコンの効きが改善し、電気代の節約にもつながります。
東京の西日対策に使える補助金の種類と金額
東京在住の方がLow-Eガラスへの交換を検討する際、複数の補助金制度を組み合わせることで、自己負担額を大きく減らすことができます。
ここでは、2026年現在活用できる主な補助金制度の内容を整理してご紹介します。
国の補助金:先進的窓リノベ2026事業
国が実施する先進的窓リノベ2026事業は、住宅の窓断熱リフォームに対して手厚い支援を行う制度です。
正式名称は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」といい、令和7年度補正予算として1,125億円が計上されています。
補助の対象となる工事の種類
以下の5つの工事が補助対象になります。
- ガラス交換:既存のサッシはそのままで、ガラス部分をLow-Eガラス等に交換
- 内窓設置:既存窓の室内側にもう一枚窓を追加する工事
- 外窓交換(カバー工法):既存の窓枠を残して上から新しいサッシを覆い被せる工法
- 外窓交換(はつり工法):窓枠ごと撤去して新しいサッシに入れ替える工法
- ドア交換:屋外から施錠できる建具(ドア)の交換
西日対策の場合、ガラス交換または外窓交換でLow-Eガラスに替えるケースが多く見られます。
既存のサッシの状態が良ければガラス交換でコストを抑えられ、サッシが古く断熱性に問題がある場合は外窓交換が適しています。
補助金額の目安(先進的窓リノベ2026事業)
補助額は製品の性能グレードと窓のサイズによって変わります。
以下に代表的な組み合わせの補助額をまとめました。
| 工事種別 | 性能グレード | サイズ(中:1.6〜2.8㎡) | サイズ(大:2.8〜4.0㎡) |
|---|---|---|---|
| ガラス交換 | A(Uw1.9以下) | 18,000円 | 27,000円 |
| ガラス交換 | S(Uw1.5以下) | 23,000円 | 35,000円 |
| 外窓交換(カバー工法) | A | 92,000円 | 133,000円 |
| 外窓交換(カバー工法) | S | 104,000円 | 153,000円 |
| 内窓設置 | S | 34,000円 | 52,000円 |
※戸建住宅・低層集合住宅(3階建以下)の場合。1申請あたり5万円以上・1戸あたり上限100万円。
出典:事業概要|先進的窓リノベ2026事業【公式】申請スケジュールと注意点
先進的窓リノベ2026事業の申請に関する主なスケジュールは以下のとおりです。
- 工事着手日:2025年11月28日以降
- 交付申請受付開始:2026年3月31日〜
- 申請締切:遅くとも2026年12月31日(予算上限に達した時点で終了)
予算には上限があり、申請が集中すれば年内でも締め切られる可能性があります。
リフォームを検討している方は、早めに動くことが重要です。
東京都の補助金:既存住宅における省エネ改修促進事業
東京都が独自に運営する既存住宅における省エネ改修促進事業も、West日対策のLow-Eガラス交換に活用できる制度です。
公益財団法人東京都環境公社(クール・ネット東京)が運営しており、令和8年度(2026年度)も受付が行われています。
出典:令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業|クール・ネット東京東京都補助金の主な特徴
- 対象:都内に住宅を所有する個人・法人・管理組合
- 補助対象設備:高断熱窓(内窓設置・外窓交換・ガラス交換)など
- 上限額:1住戸あたり200万円(断熱防犯窓の場合は300万円)
- 事前申込:令和8年5月29日から受付開始(工事契約前の事前申込が必要)
東京都補助金の補助額(高断熱窓)の目安
東京都の補助金は、国の制度と異なる独自の単価体系を設けています。
代表的な工事の補助単価は以下のとおりです。
| 工事種別 | グレードP(Uw1.1以下) | グレードS(Uw1.5以下) | グレードA(Uw1.9以下) |
|---|---|---|---|
| 内窓設置(中:1.6〜2.8㎡) | 72,000円 | 44,000円 | 18,000円 |
| 内窓設置(大:2.8〜4.0㎡) | 106,000円 | 65,000円 | 26,000円 |
| 外窓交換(中:1.6〜2.8㎡) | 163,000円 | 110,000円 | 87,000円 |
| 外窓交換(大:2.8〜4.0㎡) | 220,000円 | 149,000円 | 117,000円 |
国と東京都の補助金は併用できるか
結論から言うと、先進的窓リノベ2026事業と東京都の補助金は、要件を満たせば併用できる可能性があります。
先進的窓リノベ2026事業では、同一の窓・ガラス・ドアについて、国の他の補助制度から重複して補助を受けることはできません。
一方で、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものなど一部を除き、併用可能とされています。
東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」でも、国または他の地方公共団体から補助金を受ける場合の扱いが示されているため、国の補助金と東京都の補助金を組み合わせて活用できるケースがあります。
ただし、対象製品・工事内容・申請順序・補助額の計算方法によって扱いが変わる場合があります。実際に申請する際は、施工業者またはクール・ネット東京の窓口に事前確認しておきましょう。
Low-Eガラスへの交換費用と補助金活用後の実質負担額
実際に補助金を活用してLow-Eガラスに交換した場合、どの程度の費用になるのかをシミュレーション形式でご説明します。
工事の種類や窓の枚数によって費用は大きく変わりますので、あくまで参考の目安としてご覧ください。
費用シミュレーション①:ガラス交換の場合
既存のサッシはそのままに、ガラスだけをLow-Eガラスに替えるのが「ガラス交換」です。
工事がシンプルで工期も短く、比較的リーズナブルに実施できます。
想定ケース:西向きの掃き出し窓(大サイズ)1か所をガラス交換
- ガラス本体+工事費の目安:約5〜9万円
- 先進的窓リノベ2026事業での補助額(グレードS・大サイズ・戸建):35,000円
- 実質負担の目安:約1.5〜5.5万円
複数の窓をまとめて交換することで補助額を積み上げることができます。
1申請あたりの合計補助額が5万円以上必要なため、複数箇所をまとめて依頼する方が効率的です。
費用シミュレーション②:外窓交換(カバー工法)の場合
既存の窓枠を活かしながら新しいサッシ・ガラスに交換するカバー工法は、壁を壊さずに断熱性能を大幅に向上させられる方法です。
マドリモ工房の窓断熱サービスでは、カバー工法(リプラス)による施工を提供しており、1窓あたり1日程度で工事が完了します。
想定ケース:西向きの掃き出し窓(大サイズ)1か所をカバー工法で交換
- 製品+工事費の目安:約15〜25万円
- 先進的窓リノベ2026事業での補助額(グレードS・大サイズ):153,000円
- 実質負担の目安:約0〜10万円
高性能グレードの製品ほど補助額も大きくなるため、初期費用がかかっても長期的なコスト削減と補助金を合わせて考えると、上位グレードを選ぶ方がトータルでお得なケースがあります。
費用シミュレーション③:内窓設置の場合
既存窓の内側にもう一枚窓を追加する「内窓設置」は、壁を傷めずに二重窓を実現できる人気の工法です。
断熱・遮音効果が高く、施工時間も短い(1窓あたり1日程度)のが特徴です。
想定ケース:西向き部屋の窓2か所に内窓を設置(中サイズ×2)
- 製品+工事費の目安:約10〜16万円(2か所合計)
- 先進的窓リノベ2026事業での補助額(グレードS・中サイズ×2):68,000円
- 東京都補助金(グレードS・中サイズ×2):88,000円(国補助との併用可否・最終補助額は要件確認)
- 実質負担の目安(国補助のみ活用):約3〜9万円
内窓設置は既存のサッシをそのまま使えるため施工コストが低く、補助金との相性も良い工法です。
特に集合住宅(マンション)では外窓の交換が難しいケースが多く、内窓設置が最有力の選択肢になります。
補助金の申請手続きの流れと注意点
補助金を確実に受け取るためには、申請の手順と注意点をしっかり把握しておくことが大切です。
ここでは、国の先進的窓リノベ2026事業と東京都の補助金それぞれの申請の流れを整理します。
先進的窓リノベ2026事業の申請の流れ
この事業では、補助金の申請は個人ではなく、登録事業者(施工業者)が代行する仕組みになっています。
施工業者を選ぶ際は、先進的窓リノベ2026事業に登録している事業者かどうかを必ず確認しましょう。
申請の主なステップは以下のとおりです。
- 登録事業者に相談・現地調査・見積もりを依頼する
- 工事の内容・補助金額・還元方法について合意し、「共同事業実施規約」を締結する
- 工事請負契約を結んで工事に着手する(着手日は2025年11月28日以降が条件)
- 工事が完了・引き渡しが済んだら、登録事業者が交付申請を行う
- 審査完了後、補助金が登録事業者に交付され、工事代金の値引きまたは現金で還元される
注意点として、工事の契約・着手より前に事前の予約申請(任意) が可能で、予算の確保に有効です。
補助金申請は年内(2026年12月31日)が締め切りですが、予算が先に尽きる可能性もあるため、余裕を持って動くことをおすすめします。
東京都補助金(省エネ改修促進事業)の申請の流れ
東京都の補助金には「事前申込が必須」という重要なルールがあります。
工事の売買契約や施工を始める前に、必ず事前申込を行う必要があります。
この順番を間違えると補助金を受け取れなくなるため、注意が必要です。
申請の主なステップは以下のとおりです。
- 公益財団法人東京都環境公社(クール・ネット東京)の電子申請ポータルで事前申込を行う
- 事前申込受付後に、工事の売買契約・施工を進める
- 工事完了後、必要書類を揃えて交付申請兼実績報告を提出する(令和8年6月30日〜令和11年3月30日)
- 書類審査を経て補助金が交付される
事前申込の有効期限は受付日から1年以内です。
1年以内に交付申請が行われなかった場合、事前申込が自動的に無効になる点にも注意しましょう。
出典:令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業|クール・ネット東京補助金申請でよく起きるトラブルと対策
補助金申請でつまずきやすいポイントをまとめました。
事前に把握しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
- 事前申込なしで工事を始めてしまった:東京都補助金は事前申込が条件。工事前に必ず申込みを完了させること
- 補助対象製品以外を使用した:国・都いずれの制度でも、登録された対象製品の使用が必須。施工業者に確認を依頼する
- 補助額が5万円未満になった:先進的窓リノベ2026事業では1申請あたり5万円以上が申請条件。複数窓をまとめて依頼することで対応できる
- 書類の不備で審査が長引いた:工事前後の写真・工事請負契約書・性能証明書などの書類は不備なく準備すること
よくある質問
補助金を使った西日対策・Low-Eガラス交換に関して、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
Q:賃貸住宅に住んでいますが、補助金は使えますか?
A:入居者が直接申請することは原則できません。
補助金の申請は建物の所有者(または管理組合)が対象となるため、賃貸の場合は大家さんや管理会社への相談が必要です。
大家さんが補助金を活用してリフォームを実施するケースもありますので、まずは相談してみることをおすすめします。
Q:マンションの窓でも補助金は受けられますか?
A:分譲マンションの専有部分の窓であれば、補助金の対象になります。
ただし、窓は共用部分として管理規約で扱われているマンションも多いため、設置前に管理組合や管理会社への確認・届け出が必要なケースがあります。
内窓設置であれば既存の外窓を変えずに設置できるため、マンションにお住まいの方に特に向いた工事方法です。
Q:補助金の申請は自分でできますか?
A:先進的窓リノベ2026事業は、登録事業者(施工業者)が代理で申請する仕組みです。
個人で直接申請することはできません。
一方、東京都の省エネ改修促進事業は本人申請が可能ですが、手続きが複雑なため施工業者に代行を依頼できる場合は任せるのが安心です。
補助金の申請サポートに対応している事業者を選ぶと、手続きがスムーズに進みます。
Q:Low-Eガラスへのガラス交換と内窓設置ではどちらが効果的ですか?
A:西日対策としての遮熱効果は、内窓設置の方が高い傾向があります。
内窓を設置することで二重窓構造になり、空気層が生まれるため断熱・遮熱性能が大幅に向上します。
ただし、既存サッシが古く断熱性能が低い場合や、見た目・使い勝手を重視する方には外窓交換(カバー工法)も有力な選択肢です。
窓の状態や予算に応じて最適な工法を選ぶことが大切ですので、専門業者に相談することをおすすめします。
Q:西日対策として複数の部屋の窓を交換したい場合、補助金はどうなりますか?
A:複数箇所をまとめて申請することが可能で、補助額も積み上がります。
先進的窓リノベ2026事業では1戸あたりの補助上限が100万円(住宅)に設定されています。
複数の部屋の窓を一度にリフォームすることで、補助額の合計を最大限に引き上げることができます。
なお、1申請あたりの合計補助額が5万円以上になることが条件です。
Q:過去に補助金を使って窓リフォームをしたことがありますが、今回も申請できますか?
A:過去の先進的窓リノベ事業(令和4・5・6年度補正予算)で補助を受けた窓は、同じ開口部への再申請はできません。
ただし、以前補助を受けていない別の窓であれば問題なく申請できます。
また、東京都の省エネ改修促進事業でも同種の補助金との重複受給は認められていませんので、申請前に施工業者や担当窓口に状況を確認しましょう。
まとめ
東京での西日対策には、Low-Eガラスへの交換が非常に有効です。
2026年現在、国の先進的窓リノベ2026事業と東京都の省エネ改修促進事業を活用することで、リフォーム費用を大幅に抑えられます。
補助金には予算上限や申請期限があるため、早めに専門業者へ相談することが大切です。
マドリモ工房では補助金申請のサポートも行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。